社長挨拶

社長挨拶
株式会社 小林三之助商店 代表取締役社長 小林勇三

代表取締役社長 中谷哲成
小林三之助商店の8代目

創業110年の歴史を受け継ぎ、
“伐る・植える・育てる”を未来へつなぐ

木材資源の循環と挑戦を軸に持続可能な
林業と社会の実現を目指して

小林三之助商店は、広葉樹製品を中心に取り扱う木材総合メーカーとして、明治 41年の創業以来、 110年以上にわたり事業を継続してまいりました。創業当初からの主力事業である鉄道用枕木の製造を軸に、木材に関わる多様な分野へと事業領域を広げております。私は、当社 8代目の社長として、その歴史と伝統を継承しつつ、新たな価値の創造にも努めてまいります。
当社では、山林より伐採した木材を自社工場で枕木に加工し、さらにその副産物を活用してパレット用仕組材や栗材のフローリング原板など、多様な製品を生産しております。こうした一貫した加工体制により、木材資源を無駄なく有効に活用することが当社の大きな強みです。また、住宅解体などで発生する木質廃材のリサイクルにも取り組んでおり、製紙用木材チップやバイオマス燃料として再資源化することで、環境負荷の低減と資源循環に貢献しています。
当社が保有する岐阜県内の社有林をはじめ、近隣山林や岩手県から調達した良質な原木の丸太販売市も開催しております。加えて、国産材にとどまらず、北米・ヨーロッパをはじめとする各国の外材製品も幅広く取り扱い、多様化するニーズに応えてまいりました。
これまで、私たちは先人たちが育てた貴重な森林資源を活用してものづくりを行ってまいりました。これからの時代は、持続可能な林業の発展を見据え、「伐る・植える・育てる」という森林資源の循環サイクルを重視し、健全な森林づくりを通じて高品質な国産材の安定供給体制の確立を目指してまいります。
今後も時代を先取りした木材事業の展開に挑戦し、「挑戦と改善」を行動指針に掲げ、企業価値の向上と持続的な成長に努めてまいります。
関係各位の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 
 
令和7年6月
 
株式会社 小林三之助商店 代表取締役社長  
代表取締役社長 中谷哲成